株式投資 資産形成

旭化成が決算発表【景気敏感株の業績は?】

2020年8月5日

こんにちは。マネ社長です。

本日8/4も各企業の決算発表が行われました。

今回は、景気敏感株と言われる化学セクターの『旭化成』の決算についてみていこうと思います。

景気敏感株とは、、

景気の良し悪しによって、業績が大きく変化する銘柄のことを指します。
景気敏感株には、化学や鉄鋼といった設備投資関連の銘柄が多く含まれます。
化学セクターである旭化成銘柄もその一つ。

景気が良い時には、モノも売れ設備や材料が多く使用されます。
一方で、景気が悪い時には、モノも売れず在庫が増え、設備や材料が使われなくなります。

このように、不景気になることによって、企業の財務状況に影響が出る銘柄のことを、一般的に「景気敏感株」と言います。

コロナ不景気の影響を確実に受けている化学セクター『旭化成』の決算はいかがなものか。

期待は皆無ですが、興味があったので本記事にまとめてみようと思います。

収益や資産状況、未来に期待が持てるか、といった情報は、投資をしていく上で非常に重要です。

決算での公開情報を確認しつつ、今後も投資していくべき銘柄であるかについて確認していきます。

それではいきましょう!

※本記事は個人的な見解です。1秒先の未来を知れる術があれば教えてください。投資は自己責任で。

旭化成の決算は「減収減益」

予想通り、コロナの影響を大きく受けた『旭化成』の財務状況は厳しいの一言でした。

こちらが、旭化成の「2021年3月期 第1四半期の決算短信」になります。

財務状況を見ていくと、
売上高と本業での稼ぐ力を示す営業利益はともにマイナス。

  • 売上高:5,020億円→4,551億 【-9.3%】
  • 営業利益:413億円→301億円 【-27%】

営業利益は昨年度に続きマイナス成長だというところも懸念材料の一つでしょう。

さらに、我々株主の配当金に影響のある純利益もなかなかの悲惨っぷり。

  • 純利益:243億円→135億円【-44%】

純利益も昨年度に引き続き、マイナス成長となっています。

(参考:NIPPONの数字

1株当たりの利益(EPS)も下がりました。

事業年度1株当たり四半期純利益
(EPS)
2021年3月期第1四半期9.79円
2020年3月期第1四半期17.52円
MEMO

EPSとは、1株当たりの利益を指し、企業の成長性を把握する指標の一つになります。
ESPは、1株当たりの企業の成果を示すため、ESPの値が大きければ大きいほどその企業の収益性や成長性があると判断できます。
直近のESP推移を見ることで、成長しているか後退しているかという傾向がわかります。

配当金の増配意欲

今回の決算発表では、配当予想を未定としています。

事業年度配当金(1年間)前年度比
2020年3月期34円
2021年3月期未定増配?減配?維持?

第2四半期で配当金を発表するそうですが、
「増配」「減配」「現状維持」か。
配当金の行方に注目が集まります。

旭化成は、配当金についてこのように公表しています。

株主還元の方針として、

安定配当且つ継続的な増配を目指す

と大きく宣言しています。業績不振の中、強気の姿勢は期待が持てます。

一方で、

今年度の1株当たり年間配当金は、コロナ感染拡大の影響を見極めた上で決定する

と、増配の意欲はありつつも、コロナの影響が不透明な中、業績不振がどこまで続くかわからないことを示唆しています。
このままでは、大幅に財務状況が悪化し、配当金を出す資金力すらなくなってしまうという危機感が強まっています。

増配に意欲を示しつつも、資金がないことには配当金を出すことはできません。
当たり前ですが、これが現実。

良くて「現状維持」といったところかと予想します。

収益のメインである「マテリアル」が大幅減益

旭化成の収益源は、大きく以下の3つです。

  • マテリアル
  • 住宅
  • ヘルスケア

この中でも、
「マテリアル」分野は、旭化成の主な収益源となっています。
冒頭お話しした、景気敏感銘柄である化学セクターです。

上表を見ていただくとわかるように、2019年度第1四半期の営業利益は、以下のとおり。

営業利益
マテリアル259億円
住宅99億円
ヘルスケア126億円

「マテリアル」での収益が大きいことがわかります。
一方、今年度の第1四半期の営業利益は、以下のとおりです。

営業利益
マテリアル89億円
住宅108億円
ヘルスケア155億円

「マテリアル」の営業利益は、昨年度比で170億円のマイナスとなっています。

昨年度比で65.7%のマイナスは、やはり景気に左右される「化学セクター」だなと感じました。

まとめ:旭化成の株を買うのは一旦様子見

今回は、旭化成の決算発表に合わせて、旭化成の決算内容と決算短信を見ていきました。
景気敏感株銘柄である旭化成の減収減益という財務状況を確認することができました。

今期の配当金も未定ということで、配当金がどうなっていくのかウォッチしていきたいと思います。

現状では、旭化成の株を買うことは様子見をしようかと思っています。
今後、好材料が出てきたら、買い増しを検討していきいます。

常に変化を感じ、情報収集を怠らず、分析をしていければと思っています。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

熱い思いを持っている方をマネ社長は心から応援します。

多少なりとも、お力になれれば幸いです。

では、このブログを閉じて、行動を起こしましょう。

頑張る人の未来は明るい

またお会いしましょうね。

  • この記事を書いた人

マネ社長

都内の大企業でモノづくりするエンジニア|人生を豊かにするスキル情報を発信|3年以内に独立を目指し奮闘中の20代|せどり収益3万超え|ブログ70記事到達|note17記事到達|投資額160万|ブロックチェーン|時短|ミニマリスト |今後の目標①資産7500万配当金生活②収入自動化③時間のある人生④学校をつくる|当ブログ「Skill Love Blog」の運営者

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