こんにちは。マネ社長です。
今回は、「学資ローンの返済」について考えていきます。
みなさんは学資ローンを借りた経験ってありますか?
学校、特に大学に通う場合、授業料や生活費を賄うため、お金を借りて学校に通っている人も少なくないはずです。
私も学資ローンを借りて大学に4年間通いました。大学の授業料を一括で払えるほど裕福な家庭ではなかったので、どうしてもまとまったお金が必要だったんです。
そこで活用したのが学資ローン。
いま現在、社会人になってお金を稼ぐようになったため、その稼いだお金から前借りしていた学資ローンをコツコツ返済しています。
学資ローンとはいわば借金であり負債です。
一度借りると、ある一定期間の間に返済していく必要があります。また、学資ローンの条件にもよりますが、金利の有無によっても支払額に差が出てきます。
学資ローンの借入額によっては、返済によって日々の生活が苦しくなることもあります。返済義務はあるにしろ、返済期間の生活が成り立たなくなっては仕方がありません。
生活苦に陥らないよう、今回は学資ローンの返済について考えていきます。
それではいきます!
学資ローンの一括返済はNG
学資ローンの一括返済はオススメできません。
理由は以下の2点です。
- 一括返済によって日々の生活が苦しくなる
- 一括返済をすると返済分のお金を貯めるのに多くの時間を費やす
簡単に説明しますね。
一括返済によって日々の生活が苦しくなる
まず1つ目の「一括返済によって日々の生活が苦しくなる」です。
学資ローンとは、『支払い能力がない学生に対し、一時的にお金の貸し出しをするもの』です。
学資ローンを受けた学生は、働き始めてから返済を始めます。
ただし、仕事を始めたばかりの新人は収入が低いのが一般的。
普通に生活していくだけでもお金のやりくりが必要な上に、学資ローンの一括返済が加わるとさらに生活が苦しくなってしまいます。
コツコツ貯金していたお金が一気になくなってしまうと、不測の事態が起きた場合にまとまったお金を工面できなくなります。
一括返済をすると返済分のお金を貯めるのに多くの時間を費やす
2つ目の「一括返済をすると返済分のお金を貯めるのに多くの時間を費やす」です。
仮に、100万円の学資ローンを借りていたとします。
ここに、学生時代にバイトをしてコツコツ貯金してきた100万円があります。
その100万円を使って全額ローン返済にあてるとあなたのポケットマネー(あなたの資産)は100万円→0円になってしまいますよね。
そうすると、所持金が0円になります。
何か突発的な支出が出た場合、支払えるお金がありません。生活する上での防衛資金がまったく担保されていない状態です。
さらに、一括返済した同額の100万円を貯めるまでにはさらに時間がかかってしまいます。
毎月2万円の貯金 | 4年2ヶ月 |
毎月5万円の貯金 | 1年8ヶ月 |
毎月10万円の貯金 | 10ヶ月 |
このように、現金を貯めるには時間がかかるんです。
現金がないことによって、大切な時期を無駄にしてしまうかもしれません。
- 自己投資にお金を使えなくる
- 好きなものを買えなくなる
- 旅行に行けなくなる
補足:『借金は早く返す』が一般的?
子供の頃、親からこんな注意を受けた経験ってありませんか?
「友達から借りたおもちゃはちゃんと返しなさい」
「お金は借りちゃダメ」
「借りたお金は明日すぐに返しなさい」
一度くらい言われた経験があるのではないでしょうか。
『借金=早く返すもの』
このような感覚を持つのもよくわかります。
特に友人関係の貸し借りでは、場合によって信頼関係を失墜させることもあります。借りたものは早めに返すのが鉄則でしょう。
ただし、学資ローンにおいては少し考え方を変えます。
なぜなら、前述したような、一括返済によるデメリットがあるからです。
もちろん借金をしないに越したことはありません。
ただし支払額が大きい場合はローンを組む選択肢が出てくるでしょう。もしローンを組む際は、その制度を最大限活用しよう、ということです。
学資ローンの返済期限を確認しよう
では、学資ローンを返済していく上でまずは何をすればいいの?と思うでしょう。
そこでまず最初にやること。それが「学資ローンの返済期限の確認」です。
学資ローンの種類や借入額によって異なりますが、学資ローンにはローンの返済期限が設けられているはずです。まずはその返済期限を確認しましょう。
満額の返済期限が5年なのか、10年なのか、20年なのか。
この返済期限を知ることで、制度を最大限活用できます。返済期限を知ると、返済期間を調整することができ、一回あたりの返済額を減らせる可能性もあります。
学資ローン返済の金利を確認しよう
学資ローンの返済期限を確認したら、次に「金利の確認」をしましょう。
「金利」とは、借入額に対して支払う利息の割合のことで、一般的に「%」で表現され、1年間における利率(年利)を指します。
例えば、借入額100万円で金利1%だと借入額の100万円に加えて、年間1万円の利息を支払うことになります。
学資ローンの金利を確認することはできましたか?
確認できたら、最後に返済方法を決めていきましょう。
学資ローンの返済方法
返済方法を大きく2つに分類します。
- 無金利の場合
- 金利がある場合
無金利の場合
ある一定の条件を満たすと無金利で学資ローンを借り入れられる場合があります。
その方はぜひ、返済期間を返済期限まで延ばすことをオススメします。
利息分の支払いを考慮する必要がないため、返済期間を早めて返済する理由がありません。返済期間を長く設定しても、返済総額は変わりませんから。
その上、毎月の返済額を減らすことができます。時間を使って、手元の現金を守れますよね。その余ったお金を、人生が豊かになることに使ってみてはいかがでしょうか。
金利がある場合
次に金利がある場合です。学資ローンの借入先によって金利は異なりますが、1~5%が相場観でしょうか。5%以上の金利で借り入れしている方もいるかもしれません。
この場合、金利や返済期間、返済額によって利息分が上乗せされるため、返済方法によって返済総額が異なってきます。
家計状況にもよりますが、早めに返済していくことをオススメします。
もし親からお金を一時的に借りられる場合は、学資ローンの全額、もしくは、全額は厳しくても一部を先に親から借りて返済にあてましょう。
一部を先に返済することで、借入残高を減らすことができます。そうすると、利息の支払いを減らすことにもつながります。親や親族から借りれば無金利ですからね。
ただし一つ注意点があります。身内にお金を借りるということは信頼を引き換えに手数料なしでお金を借り入れているということ。そのため、期間の返済額を明確にして、滞りなく確実に返金していくことが重要です。
まとめ
今回は「学資ローンの返済」について考えてきました。
『借金はさっさと返し、できる限り借金しない』
確かにそのとおりですが、学資ローンのように、一時的に大きなお金が必要になった場合、ローンを組んで学費を賄うことは良い選択だと思います。
むしろ、未来に投資することを考えれば、学資ローンという制度は選択肢を広げてくれます。借金は借金でも「良い借金」です。
ただし、「良い借金」だとしても借金は借金なんですよね。もちろん返済の義務はあります。
ローンの返済によって生活が苦しくなったり、大切な時間や経験を無駄にしたりすることがないよう、制度を最大限活用してみてください。
制度だけでなく、言葉は悪いですが、周りの人を活用することもオススメです。ただし必ず筋は通すようにしてくださいね。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
熱い思いを持っている方をマネ社長は心から応援します。
多少なりとも、お力になれれば幸いです。
では、このブログを閉じて、行動を起こしましょう。
頑張る人の未来は明るい
またお会いしましょうね。