こんにちは。マネ社長です。
8月に入りました。
今年は、平年よりも遅い梅雨明け。
暑くなってきました。
そんな中、株式投資家にとって7〜8月は、各企業の決算発表という大切な時期です。
決算の内容を確認することに熱くなっていることではないでしょうか。
特に今年は平年と異なって、より注目度が高い決算発表になっていると思います。
その理由は、コロナの世界的感染拡大。
コロナの感染拡大によって、経済に大きな影響が出ているのは周知の事実。
日本では、4月7日に緊急事態宣言が発令され、約7週間ほど不要不急の外出は控えるよう政府が訴えかけました。
その期間、外出は制限されたことに加え、お店の営業中止や営業時間の縮小によって、経済活動にも大きな影響を与えました。
経済は世界的にズタボロの状況。
日本の企業も壊滅状態となっています。
そんな中の決算発表ということもあって、企業の財務状況や今後の配当金がどうなるのか、懸念材料が多い分注目度を上げています。
そんな中、本日8/3(月)も次々に決算発表が行われました。
8/3(月)の決算発表を予定していた企業を抜粋して、ツイートさせていただきました。
今年はコロナによる財務状況の悪化により、どの企業も減益、配当金減配・据え置きだと思っていました。
そんな中、本日8/3(月)に決算発表を行った『NTTドコモ』

がなんと!!!
増配を発表!!!
すごい!!!
さらにさらに、
今期(21年3月期)の増益予想も発表しました!!!
コロナの影響を大きく受けることなく、増配・増収を発表したNTTドコモに「よく頑張った!!今後もよろしく!!」とお伝えしたいですね。
そこで今回は、NTTドコモの決算内容を確認していきます。
増配・増収を発表したけど、「実際買いなのか?」と、私自身疑問に思いました。
今後、買いが進み、株価が上がる前に、企業の財務状況を確認しておこうと思います。購入検討をしている方は、一緒に確認してみましょう。
それではいきます!
※本記事は個人的な見解です。1秒先の未来を知れる術があれば私が知りたいので教えてください。投資はあくまで自己責任で。
NTTドコモが増配を発表
8/3(月)に行われた第一四半期決算発表にて、NTTドコモが増配を発表しました。
配当金は以下のとおり。
事業年度 | 配当金(1年間) | 前年度比 |
---|---|---|
2020年3月期 | 120円 | |
2021年3月期 | 125円 | +5円の増配 |
素晴らしいの一言!!
ちなみに、8/3(月)時点の株価と配当利回りは以下のとおり。
- 株価:2,949円
- 配当利回り:4.06%
となっています。

今回の決算発表を受け、株価が上昇すると予想されます。
配当金のデータを見てみます。
過去に遡ってみると、NTTドコモは7期連続の増配となっています。
こちらの資料をご確認ください。

なんとも綺麗な右肩上がり。ついつい、「きれい」と声がもれそうになります。
「右肩上がり」ってなんだかいいですよね。
個人的に、この響き、好きです。

はいはい、
脱線はここまで〜
はい、、すいませんでした。。
真面目にいきます。
過去7期の増配状況を表にすると以下のとおりです。
事業年度 | 配当金(1年間) | 前年度比 |
---|---|---|
2014年3月期 | 60円 | |
2015年3月期 | 65円 | +5円の増配 |
2016年3月期 | 70円 | +5円の増配 |
2017年3月期 | 80円 | +10円の増配 |
2018年3月期 | 100円 | +20円の増配 |
2019年3月期 | 110円 | +10円の増配 |
2020年3月期 | 120円 | +10円の増配 |
2021年3月期 | 125円 | +5円の増配 |
このように、配当金は2013年度から+5円〜+20円の振れ幅で増配を続けています。
今期もコロナの影響がある中、+5円の増配を決めたことは、かなり信頼のおける結果となったのではないでしょうか。
決算短信を見てみよう!
それでは、今回の決算発表で公表された「決算短信」を見ていきます。
こちらが、NTTドコモの決算短信です。

ここには、主に
- 売上
- 営業利益
- 純利益
- 資産
- 資本
- 配当金
といった情報が記載されています。
企業の財務状況
→連結経営成績にて
企業の資産保有状況
→連結財政状態にて
今期の株主配当推移
→配当の状況にて
今期の業績予想
→連結業績予想にて
を確認することができます。
連結経営成績
ここでは、財務状況を把握できます。

この表からわかることは、
2020年4月1日から6月30日の3ヶ月間、減収増益だった
ということです。
営業収益
減収だった理由としては、やはりコロナの影響があるようです。
企業側の分析としては、

の2点をあげています。
営業利益
一方、本業での稼ぎを表す「営業利益」は昨年度比0.7%のプラスとなっていました。
増益となった理由を、NTTドコモは以下のように分析しています。

販管費等、コスト削減の努力によるところは、一時的な増益ポイントになるため気になるところではあります。
一方、金融・決済といった「スマートライフ領域」の成長が見られる点は好材料だと思います。

上図のように、dカード契約数が増加しており、これに伴って、d払いの取扱高が2.8倍に大幅増加しています。

金額にすると、540億円→1530億円。
メルカリとの連携を強めていくなど、今後も「dカード」「dポイント」への強化に力を入れていく意向を示しています。

また、5G早期展開への設備投資も実行していく方針を掲げており、今後の成長に期待が持てそうです。
基本的1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益は昨年度と比べてプラスになっています。
1株当たりの利益はEPSとも呼ばれ、企業の成長性を確認する上で重要な指標になります。
過去のデータはこちらです。

今期は、187.39円という予想が公表されています。
今年度は昨年度を超えるのか。
引き続き注目していきたいと思います。
連結財政状態

ここでは、資産保有状況を把握できます。
NTTドコモの資産と資本は以下のとおり。
- 資産:7兆3218億円
- 資本:5兆2967億円
※NTTドコモ株主に影響する資本:5兆2751億円
この資産状況から、すぐに倒産して株式がゴミ屑になることはなさそうです。
あくまで、予想ですが。
配当の状況
ここでは、配当金を確認します。

冒頭お伝えしたように、今回の決算発表にて、NTTドコモは+5円の増配を発表しました。
事業年度 | 配当金(1年間) | 前年度比 |
---|---|---|
2020年3月期 | 120円 | |
2021年3月期 | 125円 | +5円の増配 |
配当金の支払いは年2回とういうことで、配当金予想が
第2四半期末 | 期末 | 合計 |
---|---|---|
62.50円 | 62.50円 | 125円 |
となっています。
連結業績予想
ここでは、今期の業績予想をしています。NTTドコモの業績予想です。

- 営業収益は、4兆5700億円の減収
- 営業利益は、8800億円の増収
- 純利益は、6050億円の増益
2021年3月末にどうなっているか。
今後のコロナ感染拡大と先の見えない経済活動再開。
情報を収集しつつ、投資軸をもって、株式へ投資を引き続きしていきたいと思います。
まとめ:NTTドコモは現状買い!ただし今後のコロナ長期化による影響は不透明
今回は、NTTドコモの決算発表に合わせて、NTTドコモの決算内容と決算短信を確認してきました。
コロナによる影響の中、増益・増配はかなり嬉しい話題でした。
現状で、NTTドコモ株は買いだと思います。
ただ、今後のコロナ収束が全くの不透明であることから、NTTドコモが完璧だとは言えません。
もちろん完璧なんてありませんが。。
常に変化を感じ、情報収集を怠らず、企業分析をしていければと思っています。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
熱い思いを持っている方をマネ社長は心から応援します。
多少なりとも、お力になれれば幸いです。
では、このブログを閉じて、行動を起こしましょう。
頑張る人の未来は明るい
またお会いしましょうね。